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公開実証実験イベント「BMIブレインピック」を開催しました(開催報告1)

11月19日、渋谷PARCO 6Fにて脳波を使ったeスポーツイベント「BMIブレインピック」を開催しました。37名の中高生に参加をいただき、ご盛況いただきました。

BMIブレインピックは、牛場研究室で開発をしているヘッドホン型脳波計「PLUG(プラグ)」を使ったブレイン・マシン・インターフェース(BMI)技術の公開実証実験イベントです。事前にBMIトレーニングを積んだ障がい当事者の選手と当日参加した中高生が脳波を使ってオンラインゲームFortniteのキャラクターの操作に挑戦しました。当日の様子を収めた映像はYoutubeで公開中です。

(開催概要)

イベント名:BMIブレインピック2022

主催:ムーンショット目標1 ”Internet of Brains(IoB)”、慶應義塾大理工学部牛場潤一研究室

協賛:ePARA株式会社

日時:2022年11月19日(土)13:00集合、14:00開始、16:00終了

場所:GG Shibuya mobile esports cafe&bar(東京都渋谷区宇田川町1-5-1渋谷PARCO 6F)

公開映像URL:https://youtu.be/cO9zqplQ8Ng

(写真ギャラリー)

脳波を計測する中高生。BMI操作に適した脳波か判定します
会場は満員御礼です
多くの中高生が参加し、盛り上がりました
バルーンで応援します
障がい当事者である鱒渕さん(手前右)と清水さん(手前中央)が競技に参加し、中高生と競い合いました
脳波で電動車イスを操作し、参加者にドリンクを運ぶBMIウェイターをする鱒渕さん
実況のコーリーさん(右)と解説は牛場が担当しました(左)
手足を動かす思念によって生じる脳波変化を検出するとキャラクターは前進します。全く前進せずリタイアとなった選手も
左右に首を傾けて、キャラクターの進行方向を決めます
リタイヤ続出の本戦に登場した清水さん
好タイムでゴールをすると、そのパフォーマンスに会場は沸きました
予選トップ通過の田山さんが本戦最後に登場
2位の清水さんとはわずか0.3秒差のタイムで優勝を勝ち取りました
出場した選手たち、熱い戦いをありがとうございます!
最後は会場全員で記念撮影

(参加者アンケート集計結果)

(以下、参加者コメント抜粋)

「まず脳波が生じているということが衝撃で、そのうえそれを用いてシグナルを電気信号で送るという動作まではできるというのが衝撃的だった。またその計測に使う装置も思ったよりも簡素で、ここまで小型化されているというのが面白かった。そして交流会で研究室の方に具体的な質問をできたのがものすごく自分のためになった。」

「やはり、障がいを持っている人でもだれでも同じハンデで楽しめるのは良いと思う。」

「脳波で動かすゲームで人々が盛り上がってる様子は少し未来のeスポーツを見ているようでした。今後のゲームの可能性を連想するような風景が印象に残っています。」

脳波計など機材の制限で、今回は参加者全員に操作を体験いただくことができなかったにもかかわらず、概ね高い満足度と評価いただきました。また、メインイベントであるeスポーツとともに、イベント後に開催した交流会(詳しい研究内容の紹介や障がい当事者との対話を実施)も強く印象に残っていることが分かりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。引き続き、研究成果を発信していきますので、今後もご期待ください。

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